寅さん記念館とビール    
Tora,Beer

2012年 8月4日 柴又の寅さん記念館

今日は寅さん演じてた渥美清さんの命日や。17回忌。ぼくの誕生日であり、シリーズ最後の第48作は神戸淡路大震災明けと重なり、本編に急遽盛り込まれることとなった。長田で撮影されぼくも近くにいた。初めて寅さんシリーズを観てるが、縁があるのかもしれない。

で、前々からいっぺん行っておきたかったし、ぽっかり空いた休日。柴又へ行ってきた。

京成高砂で金町線に乗り換える。15分間隔の運転で、4両編成の電車に乗り込むと、寅さんに扮したおじさんがトランクバッグを座席に広げてた。

「今日は渥美清の命日だけど、車寅次郎は死んでない。寅さんは映画の中では死んでない」

と周りの乗客に説明していた。
おかげで一気に気持ちが寅さんモードになった。

柴又駅を降りるとすぐ帝釈天の参道や。
お土産屋さんが並ぶ。

ぼくは観光地のお土産屋さんが苦手や。同じようなものを並べ「うちで買って」と愛想を振るう。愛想と立地だけが勝負で、商品そのものには魅力が少ない。

だから、ぼくは素通りすることが多い。

ここは、どこを切り取っても、映画のシーンが出てくるところやね。

「あ、源ちゃんがよく掃除をしている正門や」

その逆向きは、源ちゃんがマドンナから「とらや(くるまや)はどちらですか?」と、よく訊かれる絵面や。

さくらがチャリンコに乗って、ここで曲がる。

帝釈天を参った。地元に愛されてるお寺やなと感じた。いいお寺や。

おみくじをひいたら、また凶や。ほんま今年はすごい。なんこさん(湊川神社)でも生田神社でも池上本門寺でもすべて凶!やっぱ厄年か。

寅さん記念館は思ったより小さかった。中身はお金を掛けずに充実してて、ゆっくり一つ一つ見ると楽しめる。

マドンナに見送られて、寅さん記念館の展示は終わる。

ちょうど11時になり、献花式が始まった。
関係者が挨拶し、第一作のマドンナが挨拶した。

2012年 8月4日 23番地カフェ(浅草)

浅草のアサヒビール本社の足元にある、これまた前から行きたかった23番地カフェに行った。しかし誕生日に誰からも誘われず、また誘う人もなく一人ぶらぶらとは悲しい。

休日にカフェテラスでビール。ええ響きやぁ。これをいっぺんやってみたかった。ビールはさすが、美味しかった!でもちょっと高め。セルフサービスやねんなし、一杯500円、一品500円が妥当やで。一品は美味しいんやけどね。

ビールはエクストラコールドを二杯と隅田川地ビールのヴァイツェンをいただき、贅沢を味わった。

エクストラコールドは提供してくれる直前に、もう一度、コップを氷水で冷やしてくれる。

夜は、東銀座に行く予定やったのに、まさかの二日酔い。または脱水症状から来るひどい頭痛。
あたま痛いー、とゴロゴロしながら悶えて、この日は終わった。


きとやん日記