お祭り・舞台・イベント    
Festival,Stage,Event

2006年 8月26日 第26回 浅草サンバフェスティバル(1/2)
朝の8時半、もう雷門通りでは場所取りが始まっていました。

ぼくは、浅草サンバを観るのが初めてです。それが、いきなり参加からとは!

曇天で軽く雨が降りそうな気配の空模様は、踊るぼくらにとっては好条件ですが、カーッと照りつける太陽のもとで「暑い〜」と言いながら、サンバをやるのもいいかも。

2月にクルゼイロさんからお誘いいただいて、途中オーストラリアへツアーに行きましたが、6月からサンバの練習を始め、いよいよ今日8月26日、成果を見せる日です!
浅草寺の駐車場に、ブルーシートで包まれた山車がたくさんありました。各チームが並び、最終仕上げの作業に取り掛かってました。

例年と比べると・・・と言うほど、ぼくは浅草サンバを知りませんが、クルゼイロ・ド・スゥルの今年のエンヘード(テーマ)=『日本のお正月』を表現したアレゴリア(山車)がブルーシートから現れました。

「お〜!すごい!」

テーマが一目瞭然です!
浅草サンバカーニバルは、沿道に約50万人の観客が集ってきます。そして約30団体のサンバチームが参加し、参加者だけでも5,000人にもなります。大規模なフェスティバルです。

30チームは、成績などでリーグに分けられ、ぼくらが参加しているクルゼイロさんは1部(S1)になります。1部には8チームあり、クルゼイロはここ数年7・8位に位置しています。

それぞれのチームは、毎年、テーマを決めます。エンヘードと言います。テーマソングを作って、パレードを構成し、振り付けを決め、衣装を製作して、それらを1年がかりでやっていきます。
これが浅草サンバカーニバルです。
衣装を着替え準備するのは産業貿易センターで、この中では写真撮影が一切禁止です。他にゴミ捨てなどマナー違反行為は、評価から厳しく減点されます。

皆さんぎりぎりまで衣装の調整し、女性ダンサーさんたちはド派手化粧を施して、男性陣ではドーランを塗っている人もいました。

獅子舞チームは13名に、4名の水補給部隊を加えて、合計17名になりました。給水隊には、会社の仲間がボランティアで手伝ってくれました。ありがとう!

産業貿易センター前の公園で、最終の音出し調整です。いい感じに気合いが入ってきました。ぼくは、ここは抑えて、静かに待機しました。バスケの試合と同じように、タップアウトと同時に爆発させよう。
道路は完全封鎖されて、沿道には柵が置かれ、観客が乱入してこないようになっていました。

クルゼイロ・ド・スゥルは180名からな隊列を組みます。

コミサォンヂフレンチ→アブリアラ→白アフロ→着物アラ→お賽銭アラ→パシスタ→・・・。

アラというのは、それぞれのグループのことを言います。
お正月遊びアラの子供4人。かわいい〜。
お習字隊のアラは、中学生に見えないぞ!ガンバッテね!
約3ヶ月間、一緒に練習してきていながら、メンバーが多くて、名前を覚えるだけでも大変です。職種も年齢もばらばらで、中にはチーム内での結婚や「え!誰と誰はつきあってんの?!」みたいな楽しいこともあり、そんなみんなト一つの目標に向って、演奏し、踊ります。

たまらん楽しさがあります。

学校の先生でもあるメストリのヘイクロウさんが作ったカルタは、本当に完成度が高い!素晴らしい!1つ欲しい〜。
ハイーニャ・ダ・バテリアのイベちゃんです。すげぇ〜。まさしく女王=クイーンです。ゴージャスです。
そして、ダンスがむちゃくちゃうまいです!
バテリアとPA車が離れると、音にずれが生じてきます。
「それでもいい。俺についてこい!」と檄を飛ばすクルゼイロのヂレトール。
どのチームのヂレトールよりカッコよく気合いの入りっぷりが最高のケイタさんです!
スルド、ヘピニキ、ショカーリョ、カイシャ、タンボリン、アゴゴ。
これ楽器の名前です。最初さっぱりわかりませんでした。
クルゼイロの少数精鋭の力強いバテリアです。

いよいよ、獅子舞です。
サンバのなかに、完全に獅子舞です。観客からはどう思われてんのかなぁ?

道中ステップを、サンバのリズムに合わせて踏みます。獅子は4頭出して、交代で入っていきます。
ほんと中は蒸し風呂、サウナのような状態で、汗でびっしょびしょになります。

給水隊の4人が、適宜、水分を補給してくれますが、それでも足りないぐらいです。

 | 
お祭り・舞台TOP