神戸&京都   
Kobe & Kyoto Shishi repair

2016年 9月23日 京都 染め工場見学&俵屋宗達
西本願寺。

『武揚伝』で、幕末から明治維新の歴史に興味を持ち、浅田次郎の『壬生義士伝』を無性に読みたくなり、昨日、上巻を買ったばかり。

主人公の吉村貫一郎が、ここ西本願寺の新撰組に入隊するシーンをさっき読んだところや。むふー、本で読む歴史と、現実が一致する瞬間!

お〜、なんか知らんけど、やっぱ生はええわぁ。
今回のメインイベント!

子獅子の油単を既製品の色ではなく、特注で染めてもらって色を変えることにした。

今日、染め工房を見学させていただく。

油単はぴんと張られ、模様は糊付けされてて、「あとは染めるだけ」で、笑顔の職人さんが迎えてくれ「では」と、テキパキ始まった。

動きに無駄がない。

「天候によって、ぜんぜん変わる。それと切り出した布地によっても変わり、同じ染料で同じ配合でも日が違えば変わってくる」と言う。夏の天日干しが最適らしい。

仕事に対する姿勢や、仕上がりに
を感じる。

あっという間に約8mの油単が染め上り、あとは干して、色を固着させるため蒸すかアルカリ性の塗布を施して、糊を落とす洗浄を行えば完了や。

写真はまだ洗浄前なので、実際はこれの半分〜2/3ぐらいの色合いに落ちる。

ちょっとだけ動画。
YouTUBE。
張木。

布地をぴんと張るためのもので、これ1本を見るだけでも、きちんとした仕事がなされていることがわかる。
職人さんらの仕事に向かう姿勢を見られただけでも、大収穫。安心して任せられ、仕上がりがめっちゃ楽しみになってきた。
見学のあと、御池のほうへまで送っていただき、扇子屋さんへ行った。

仕舞いのお稽古用に安いのを求めたが、なかった。たくさんの種類があると期待してたのに、残念〜。

河原町・新京極のロンドン焼き。
明後日の練習用に、お土産で買っていこ。

八坂神社はオマケで、観光テーマは<俵屋宗達>!

まずは建仁寺で風神雷神を観る!

入ってすぐに複製があるが、綺麗すぎて、なんか違う。奥に行ったところに本物がある。
こんな庭があったらええなぁ。
わおっ!

一歩踏み入って、最初に驚く。
度肝を抜かれる迫力や。
三十三間堂。
俵屋宗達は、ここの国宝の風神・雷神を参考にしたのでは、と言われている。

ここも一歩足を踏み入れて、わぉ!と言ってしまう。
圧巻!

そしてお目当ての風神・雷神。入口と出口を固める。
絞りきった肉体に、盛り上がる筋肉。荒々しいポーズ。
養源院。

俵屋宗達の銘はないが、宗達が描いたとされる獅子、象、麒と麟、松の木がある。
東京へ戻る前に、京都駅近くのラーメン屋でいただく。

特大・新福そば
900円

炒飯を頼んで人が多かった。
今度頼んでみたい。
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